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生きてきた世界が違う。普段は身近な人に明かせない僕の本当の姿をつづっていくブログ。

異世界育ち
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イッペイ

  • Author:イッペイ
  • 健常者。弟に重度の障害者患者を持つ。
    弟は短命が宿命づけられ、
    僕はなすすべもなく見守りつつ、
    あらゆる制約を受けながらも
    常に前向きに生きてきたが社会により
    不当な扱いを受け、
    弟は虐待を受け精神錯乱状態に陥ってから
    弟は療養生活を余儀なくされたが
    約2年半後、常軌を逸した
    事件の後遺症が災いして他界。
    社会を生きていくにあたり何か壁にぶつかった時、
    弟の病気のせいにするのが嫌で
    家族にも親友にも誰にも洩らしたことのなかった
    僕の現在と過去を四半世紀経った今、
    自伝として書き綴ってみる。
    プロフィール詳細

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日記2010~うつ状態

2015/03/24 23:17|
ずいぶん時が経ちブログも相変わらず放置状態ですが、未だにお声をかけてくれる方々、本当にありがとうございます。
お返事できなくて申し訳ないですが、ちゃんと読ませていただいてます。

現在、うつ状態となり、半年ほど休職中。
薬の副作用なのか特定は出来ないですが日々、倦怠感にぐったりしながら生きてます。

弟の死は昔から覚悟していたので弟を失った、ということより、
失うことになった理由の方に原因がある。

心無い人間による虐待。

そこから半年足らずで立ち直ることが出来たのは、
生前弟がお世話になった会社の店で働くことが出来るようになったからだった。

お客さんの喜ぶ声、相手目線に立って行える接客。
誰かに喜んでもらい、役に立てることで、僕はどん底から救われることになった。

しかしあれから10年。
会社は変わった。

さまざまなシステムを取り入れ、多くのことに貪欲になっていくのはいいのだけど、
大切なものをどんどん忘れていく、ドラマや映画でありがちな堕ち方をしていった。

社員の不満足は見てみぬふり、数字を上げることをしているのだからそれが全て正しい、
現場の声なんて関係ない、お客には押し売りが当たり前。

やがて僕は罪悪感にさいなまれるようになった。
顧客の不満足がこんなにも高まっていることを上は知らない。
それでも僕は、歪曲した営業トーク、数字第一で押し売りまがいのことをしていかなくてはいけない。

僕はついにこれを上層に伝えた。
僕以外にもそれを訴えた者は多くいる。
最近、うちの会社はおかしい、とどれほどの人が投げかけて来たか。

ただ、上の見解は、
「数字を挙げる為だろう」
「別に犯罪を犯してるわけじゃないんだから」

耳を疑った。
顧客のことを考え、喜んでもらうために尽くすのが我々のやり方じゃなかったのか。

そういった考え方の会社に僕は失望すると共に、
それは、弟の一件から僕を立ち直らせる為につなぎとめていたものを
プッツリと切断させるには十分過ぎるものだった。

最初の5年は本当に仕事が楽しかった。
店長と同等の仕事をこなしたこともあるし、クレーム処理も苦ではなかった。
しかし役職には興味が無かった。
金にそもそも興味が無く、とりあえずは他の人たちと同じように、
社会で貢献できること、そのこと自体が自分の生きがいだった。

朝は人より2時間早く出勤して情報の確認。
教育にも力を入れ、新人の研修の為に資料作りを夜通しすることもしょっちゅうだったし、
営業時間中忙しくて出来ないから、月に2回ほど、休みの前日に職場に泊まり込んで
大掃除することもあった。

昔の忌まわしい事件から、一過性にせよ「とりあえず」脳裏から忘れさせるために、
僕にとって仕事が全てだった。
休みの日でも職場に行ったり、自宅でも資料作りをして情報をまとめる毎日だった。

「犯罪を犯してるわけじゃないから」

自宅療養している中でも、目を閉じるとこの言葉が尾を引く。

弟も、こういう浅はかで心無い考え方の人間に傷つけられ、
心神喪失に陥り、死にいたらしめられたのだ。

自分がいかに悪影響をまき散らしているのかを自覚していない人間が
こうも傲慢なものだとは。

僕は、口車で他者に不利益を被らせて生きていくくらいなら、
このまま食えなくなって野たれ死んだほうがはるかにマシだと考える。
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日記2010~命日に被害者と遺族について思う。

2014/02/08 22:26|
あまりにも久しぶりの投稿ですが、未だに弟の命日に悼んで下さる方がいらっしゃるので、この場を借りて御礼を申し上げたく。

僕は何とかやっています。
が、限界近いかもしれません。
機会があればその話はまた別の場を設けて話したいところです。

希望休で実家に帰る予定が、父がインフルエンザにかかり、うつるから帰ってこない方がいいと言われ、1日自宅で偲んでました。

(この数年で色々あり、2年前から一人暮らしを始めている)

命日の今朝、夢に出てきて、起きた時には涙でずぶ濡れてましたが、命日に夢で会えた、なんて綺麗なおはなしにはとてもできないもんです。

思い出したのが先日、社員旅行で行った某諸外国。
ちょうど一年前にもその地を訪れた時に、現地で無差別殺傷事件が起きた。
30分前に僕らが買い物をしていた店でそこを去った直後、何か叫び声がするなあとは思ったけど、酔っ払った日本人観光客が騒いでるんだろう、くらいにしか思ってなくて、事件のことを知ったのは翌朝だった。

あれから一年。
僕らのように現地を訪れた人たち以外で、どれほどの人があの事件を覚えてるんだろう。
世の中にはどれほどの数の、どれほどの尊いものが、どれほど理不尽な理由で奪われ、そして忘れ去られて行くのか。

被害者や遺族にとっての積み重ねてきた家族の歴史は全て否定され、家族の時間は静止する。

前に進むことも、後に戻ることも許されない中、世の中は時の流れを止めてはくれない。

進めなくても、進むしかないわけだ。

だけど踏み出そうとする一歩はあまりにも重く、手枷足枷をつけたままフルマラソンに挑もうとしているようなもので、何事もなかったかのような顔をして世の中に溶け込むにはあまりにも過酷を強いられる。

あの事件の遺族の方は殊勝なコメントを残してるけど、始めはそうせざるを得ないだろうね。

メディアでも取りざたされた大きなニュース。
世間の目もある。
前を向くしか、自分が生きて行く術がないというのもあるだろう。

だけど事件直後1〜2年より、三年、五年と月日を経て事件が風化してきた頃に、やっぱりどうしても過去を拭い去れない自分に気づかされた時に本当の過酷さは訪れる。
今までの人生で抱いたことのない、自分とは全く無縁だと思っていたドス黒い感情に支配されそうになるのを必死にこらえ続けることになる。
そして周囲からの無思慮な激励の声に心は傷つく。

真の絶望の前にはどんな言葉も心に届かないことを知らない一般人は、どうにかして救ってやりたいという一心で、心への逆撫でにしかならない励ましの声を浴びせにかかる。
それがトドメの一言になりかねないことも知らずにね。
それは悪意のある攻撃ではなく、良かれと思ってしてくれている厚意によるものであることが逆に当事者にとって一番のストレスになる。

何をしてくれたところで、遺族にとって救いとなる術はない。

その頃には、人々の記憶には当時の凄惨さは残ってはいない。
むしろ過去のことは尊い命、思い出の場所、などと言う言葉に置き換えられて美化される。
だけど、当事者にとって、過去の惨劇は2時間ドラマとは違い、人生そのものを変える出来事であり、それは当事者にしかわからないことで、だから悲劇は風化させてはいけないんだ。

そのために何が出来るのか?

いずれ、本を書きたいと思ってるけど、具体的なことを書こうとすると頭の中が真っ白になる。

感情が怒涛のように脳内で交錯しすぎる。

きっと僕もこれからも、前へ進むことはできないんだろうということは漠然と感じている。

あれから10年近く経とうとしている。
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日記2010~未だに弟の夢を見る

2010/08/23 22:51|
夢を見た。

海に遊びに来ていた。

弟の手足が自由に動いている。

弟が歩けるようになったことを祝して、家族で遊びに来たようだった。

親が付き添い一緒に弟が浮き輪につかまって少し沖の方に浮いている。

▽つづく。▽
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