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生きてきた世界が違う。普段は身近な人に明かせない僕の本当の姿をつづっていくブログ。

異世界育ち
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イッペイ

  • Author:イッペイ
  • 健常者。弟に重度の障害者患者を持つ。
    弟は短命が宿命づけられ、
    僕はなすすべもなく見守りつつ、
    あらゆる制約を受けながらも
    常に前向きに生きてきたが社会により
    不当な扱いを受け、
    弟は虐待を受け精神錯乱状態に陥ってから
    弟は療養生活を余儀なくされたが
    約2年半後、常軌を逸した
    事件の後遺症が災いして他界。
    社会を生きていくにあたり何か壁にぶつかった時、
    弟の病気のせいにするのが嫌で
    家族にも親友にも誰にも洩らしたことのなかった
    僕の現在と過去を四半世紀経った今、
    自伝として書き綴ってみる。
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雑記【雑記】違う、そうじゃない。

2005/02/02 19:59|
先日、風邪を引いた弟が訪問看護を受け、苦しむ姿を見て僕の様子がおかしくなったことを気にしたのか、母が僕に対し、弟のことで苦労をかけてごめんね、というようなことを言ってきた。

それを聞いて僕のイライラはさらに増大される。

もちろん、弟が苦しんでいる姿を見るのはつらい。
だけど、単に体力の低下や病気の進行でこうなることは僕が幼い頃から覚悟しながら生きてきんだ。

寿命が短いことも承知していたし、人より出来ることが限られているのなら僕たち家族が一丸となって弟のために協力することで何とでもなる、と、そう信じてきた。

その努力が報われないこともあるということも常に頭の中に留めておいたことだし、なるべくしてなった結果なら仕方のないことなんだ、と自分を納得させる準備はいくらでも出来ていた。








だけど、これが人の手によって引き起こされた悲劇とあっては話はまるで違ってくる。

ただでさえ弟は普段から出来ることが少なくて、生きていられる時間が少ない。ならばその限られた時間の中でいかに充実した人生にしてやれるかが僕達家族や隣人の腕にかかっていたことなんだ。

それが精神的に錯乱状態に陥らされ、薬を服用し、病院通いを余儀なくされる。車椅子に乗る作業も一苦労で、病院に行って帰ってきただけでヘトヘトに疲れきっていた時もあった。

ただでさえ飲み込む力も弱まっているのに、精神安定剤の副作用で、さらに食事がしにくくなり、人より少ない余生をこんな状況に陥らされた上に、さらに悲劇が上塗りされていくこと、それが我慢できないだけであって、本来ならば僕だって弟の介護や看護に全力を注ぎたいに決まっているのだ。

以前にも書いたが、介護がつらいんじゃない。介護をつらいと思うようにさせられたことがつらいんだ。

最低限に抑えられるはずの弟の苦しみが最大限に増幅させられたことが、限られた時間ならせめてその限られた時間だけでも有効に使わせてあげられないこと、そしてそういう状態にさせた加害者が許せないだけなんだ。

弟の病気のことは僕は昔からよく知っている。
どんなことがこの先訪れようとしているのか、どんな悲しみが待ち受けているかもわかっていたし、それを受け入れるための準備はできていたと言っているんだ。

僕が弟の苦しむ顔を見てつらそうにしていた理由は、ただ弟がつらそうにしていたからだけじゃない。その悲痛にゆがんだ顔からまず最初に思い浮かんだのは、あの悲劇的な事件のあと、弟が半狂乱になった夜のことが鮮明に蘇えり、加害者へ対する怒りと悲しみで満たされたからだ。


僕が何をつらいと思っているのか、そのへんを未だに僕の回りの人間は履き違えているような気がしてならない。
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