生きてきた世界が違う。普段は身近な人に明かせない僕の本当の姿をつづっていくブログ。

異世界育ち
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イッペイ

  • Author:イッペイ
  • 健常者。弟に重度の障害者患者を持つ。
    弟は短命が宿命づけられ、
    僕はなすすべもなく見守りつつ、
    あらゆる制約を受けながらも
    常に前向きに生きてきたが社会により
    不当な扱いを受け、
    弟は虐待を受け精神錯乱状態に陥ってから
    弟は療養生活を余儀なくされたが
    約2年半後、常軌を逸した
    事件の後遺症が災いして他界。
    社会を生きていくにあたり何か壁にぶつかった時、
    弟の病気のせいにするのが嫌で
    家族にも親友にも誰にも洩らしたことのなかった
    僕の現在と過去を四半世紀経った今、
    自伝として書き綴ってみる。
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日記~2009映画

2005/05/17 23:50|
弟が身動きとれないため、我が家は娯楽が限られていた。

弟の限られた娯楽の一つはテレビ鑑賞だ。
そして夜は映画のロードショーを家族で揃って見ることが多かったが、韓国での虐待事件後、弟は錯乱状態に陥り、あらゆることに敏感に反応した。

映画の暴力シーンはもちろん、クラシックミュージックの盛り上がる部分の、やや大きな音にさえ、眉をひそめ、僕たちは神経をすり減らしながらマナブの心の安静に努めた。

あらゆる情報と刺激を遮断し、テレビもしばらくつけられない状態が続いた。

その時のことがまだ抜け切らないのか、先日、両親と映画を見ようとしたのだが、弟が錯乱に陥り、こちらの気がおかしくなるんじゃないかと思われたあの日々が思い出された。
1人で見ればまた違ったかもしれないが、あの頃は家族全員が尋常ではない過酷な状況下にいたため、リビングで、家族がいる中で映画を見るとなると、今でもつい、家族の顔色をうかがったり不安になってしまう。
ついに最後まで見ることが出来なかった。

今は1人の時間を持った方がいいのかもしれないとも思うが、僕が家族から距離を置くこともつらい。
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