生きてきた世界が違う。普段は身近な人に明かせない僕の本当の姿をつづっていくブログ。

異世界育ち
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イッペイ

  • Author:イッペイ
  • 健常者。弟に重度の障害者患者を持つ。
    弟は短命が宿命づけられ、
    僕はなすすべもなく見守りつつ、
    あらゆる制約を受けながらも
    常に前向きに生きてきたが社会により
    不当な扱いを受け、
    弟は虐待を受け精神錯乱状態に陥ってから
    弟は療養生活を余儀なくされたが
    約2年半後、常軌を逸した
    事件の後遺症が災いして他界。
    社会を生きていくにあたり何か壁にぶつかった時、
    弟の病気のせいにするのが嫌で
    家族にも親友にも誰にも洩らしたことのなかった
    僕の現在と過去を四半世紀経った今、
    自伝として書き綴ってみる。
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日記~2009【日記】もしも昨日決断していたら

2004/02/13 01:22|
今日、朝食でパンを食べていた。





昨日、僕は、本気で死ぬことを考え、そして本当に行動に移しかけていた。

あの時、もし死んでいたら、今頃この朝食のパンは食べられなかった。
ごく普通の、毎日食べているようなどうということのないようなパン。

今、当たり前のように食べているこのパンが食べられなかったかもしれなかったのだ。
そう考えると、恐ろしくて恐ろしくて、恐怖のあまり、涙があふれ出てきた。死というものは誰もが想像したり、口に出したりはするものだけど、自分の中で本当に死のふちにまで及ぶというのがこんなにも恐ろしいことだとは僕も思っていなかったのかもしれない。

パンを食べながらいきなり涙を流した僕に母は驚いた。

「どうしたの!?」と、しきりに僕に問い掛けてくるが、昨日は死のうとしていて、ちょっとしたきっかけで僕が死んでいたら、今、僕はここにいなかったかもしれない、このパンが食べられなかったかもしれないのだ、なんてこと、とても言えるわけがなかった。

僕は涙をこぼしながらひたすら黙ってパンを食べ続けた。
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