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生きてきた世界が違う。普段は身近な人に明かせない僕の本当の姿をつづっていくブログ。

異世界育ち
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イッペイ

  • Author:イッペイ
  • 健常者。弟に重度の障害者患者を持つ。
    弟は短命が宿命づけられ、
    僕はなすすべもなく見守りつつ、
    あらゆる制約を受けながらも
    常に前向きに生きてきたが社会により
    不当な扱いを受け、
    弟は虐待を受け精神錯乱状態に陥ってから
    弟は療養生活を余儀なくされたが
    約2年半後、常軌を逸した
    事件の後遺症が災いして他界。
    社会を生きていくにあたり何か壁にぶつかった時、
    弟の病気のせいにするのが嫌で
    家族にも親友にも誰にも洩らしたことのなかった
    僕の現在と過去を四半世紀経った今、
    自伝として書き綴ってみる。
    プロフィール詳細

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日記~2009【日記】風邪と介護がつらい

2004/10/18 11:24|
風邪は治らない。

そして家族も精神・体力共に極限状態だ。弟は従来よりも介護の要請が強く、頻度も高い。じっとしていられない気持ちが強いためだろう。自己防衛のため、少しでも何かをしていないと気がすまないのか、何かにつけては僕を呼び出しては介護を言いつける。



当然といえば当然だ。
人間は些細な動作を繰り返したりすることで、気を紛らわせたりするものだ。しかし弟にはそれができない。誰かに頼まないと何一つできない体。精神的に追い詰められ限界に近い弟は家族に頼るしかないんだ。

そして思い通りに動いてくれる家族を確認することで、少しずつ人間不信から脱しようとしているのかもしれない。一時期は家族をもまるで殺人者を見るような目で人間不信に陥っていた弟。

今、僕は、家族として弟に出来ることを最大限にしてやるだけだ。

しかし今の僕は体調も悪いし、近頃は気力も限界に来ている。そして従来は、弟のために何かをしてやるということは僕にとって当たり前のことだったが、事件以来、そうではなくなった。

介護をしながら生きる僕の生活が極めて異質なものに感じるようになってしまい、「どうしてここまで苦労しなくてはならないのか」という感覚が頭をもたげてしまった。

僕が弟のために介護をしてやるのは、弟の日常的な幸せがあってこその大前提だったんだ。弟の助けになるなら僕はどんな苦労もいとわなかった。

しかし今はどうだ。こんなにも苦しんでいる弟を見て、僕の介護も弟の幸せのために何の足しにならないのだと思うと、介護が億劫になってしまう。僕がどんなに頑張っても弟の日常的な生活は満たされず、事件の後遺症に苦しみ続ける弟を見続けなくてはならない。介護をする意味自体が僕にとって全く無くなってしまっているんだ。

そういう事情も絡み、そして僕の体力・気力の関係からも極限状態だ。熱で間接の節々が痛いのに何度も何度も1階から呼ばれる。睡眠中でも、目眩がする頭を抱えながら僕は1階に駆けつける。

だけど思い返せば、風邪をひいていようがやはり僕にとって弟の介護はあたりまえのことのはずだった。こんなことは今更書くようなことでもなく、この20余年の人生を振り返ればそんなことは幾度となくあったはずなんだ。

当たり前のはずだったことが全て苦痛になり、今僕はこう思っている。

「もう弟の介護をしたくない」

そしてこんなことは、口にすることはもしろん、僕にとっては「思ってしまうこと」自体が耐え難いほどの苦痛と自己嫌悪を伴うものなんだ。今、これを書いた瞬間も頭痛と吐き気を伴った。風邪のためではない。

僕がここで言いたいのは「筋ジスの兄弟を持つことはこんなにも大変なんだ」ということじゃない。繰り返すが、傷害を持つことを僕は不幸だと思っていなかったし、兄弟が障害を持つこともしかりだ。

ただ、そう思えるようになるには僕の人生全ての時間をかけて築き上げたものが必要で、それを覆す悲劇的な事件に僕たちは巻き込まれたのであって、それは一般の人たちの間で言うところの、世間体だとか地位や名誉といったものよりもはるかに重要な問題であること、そして加害者はそれだけのものを踏みにじったのだ、ということだ。
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